「一日稽古を怠ると、自分が下手になったなと思う。
二日稽古を怠ると、相手役が、ちょっとおかしいんじゃないか、下手になったよなと思う。
三日稽古を怠ると、ごひいき筋、お客さんが、おかしくなったんじゃないか、下手になったんじゃないかなと見抜いてしまう」
というんですね。
そのお客さんに見抜かれた怠け心というものを取り返すことは至難の業だと言っております。
そう思えている間はいいけれども、それがわからないときがある。
それほど自分を見る目がなくなってしまうときがある。
大根役者という言葉は、下手な役者を言うのではなくて、自分が下手になったことに気付かない人を、大根役者と言うんだということを、私は一人の役者から聞いたことがございました。
自分が下手になったことをわからずに、拍手に酔っている人。
賞味期限がきているのにわからない人。
それを大根役者と言う。
人の心に灯りをともす
のメルマガから、抜粋しました。
心が痛いわ~。
2015年9月7日 11:29 PM | カテゴリー:はばちゃんブログ